【イベント】『自分の書いたノートは絶対にamazonでは買えない』内沼晋太郎×佐藤ねじ — B&Bイベント
- 2016.11.19
- EVENT
こんにちは、佐藤ねじです。先日11/16、 B&Bで「超ノート術」出版記念イベントとして、ブックディレクターの内沼晋太郎さんと対談させていただきました。
自分の書いたノートは絶対にamazonでは買えない
内沼さんにノートの使い方について、いろいろ質問いただき、僕が現在やっているノートの使い方について話させて頂きました。書画カメラで実際のノートを映しながら、過去のB&Bで僕がメモしたノートから、どんな発想をしたのかなど、細かい話をたくさんしました。
特に内沼さんが心に残ったのは、本書のあとがきに書いた「自分の書いたノートは絶対にamazonでは買えない」というフレーズ。「ここ、パンチラインですよねー!」と言っていただけました。ついつい引っ越しとか断捨離のときに、持っていても読み返さないからと、昔のノートを全部捨ててしまうことがあります。しかし、ノートにはその時のリアルな記憶・記録が残っています。それは、確かにあまり普段から見るものではないかもしれないですが、絶対に捨てたらもったいない貴重な資料なのです。
自分の子供が生まれる直前に書いたノートは何だったか?
今回のイベントのために、家から大量の昔のノートを持ち込みました。改めて読み返すと、本当に多くの気づきが得られます。例えば、僕の子供が生まれる直前に、病室で奥さんと描いていたノートが出てきました。それがこちらです。
子供が生まれてきたらアンパンマンの絵を描くことも増えるだろうと、スマホで画像検索して模写していたんですね。もちろんそんな事すっかり忘れていましたが、ノートを開いた瞬間、そのときのリアルな情景がワッと思い返されました。このノート、残していて本当に良かったなぁと、しみじみ感じました。
昔の日記を3秒だけ映す「ノートストリップショー」
また昔のノートというのは、非常に恥ずかしいものです。特に危険なのは日記です。僕は高一から大学一年まで日記をつけていました。誰にも見られない前提で、非常にプライベートな内容を、非常にダサすぎる文体で書いており、これを人に見られたら国外逃亡してしまいそうな、そういう凶器的なノートとなっております。
ただ、それだけ人の心が動くノートというのも面白いなということで、イベントに2冊ほど持ち込みました。この日記を書画カメラで3秒だけ映し、読まれる前に引っ込めるという事をやってみました。来場者は全く読めずストレスにしかならなかったかもしれませんが、過去ノートの「恥ずかしさ」をコンテンツに昇華させるということは、1つ面白い試みだなと思いました。
ちなみにこれが、日記の最初のページに書いた意気込みです。この断定的な書き口が、すでに痛いですよね…
うまくいかなかったノートの過程を見せることの重要性
イベントのあと、参加者の方から多くの感想を頂きました。特に僕が昔うまくできてなかったノートが見れたことが良かったようです。うまくいってるノートだけ見ても、自分にもできるイメージが沸かなかったけど、うまくいってないノートの過程も合わせて見ることで、自分なりのノートを作っていくことの大切さを感じてもらったようです。自分なりのノート作りのヒントになれば幸いです!