Sound of TapBoard

タップダンス / 2016

タップダンスの音を変える

タップダンスは、タップシューズとともに成熟してきたダンスであり、音楽です。

もしタップシューズの音が違うものであったら、タップダンスはどのような表現になっていたのでしょうか。このような仮説から「音」に着眼し、タップダンスをハックしました。

この装置は、タップを踏むとさまざまな音を奏でるタップボードです。タップシューズでのタップダンスは軽やかなスタッカートが特徴的ですが、このタップボードでは、タップの音を楽器・電子音・機械音・動物の声などに変化させ、タップシューズでは出しえなかった伸びやかな音を奏でることができます。

http://tap-board.nezihiko.com/

tap_2
tap_3

タップ音が変わると、ダンスが変わる

タップの音が変わることにより、タップダンサーの表現にも自然と変化をもたらせます。

例えば蝿の音では、優雅でなめらかな動きになり、電子音では、素早いダンスになります。このようにタップの音を拡張したことにより、タップダンサーは今までとは違う表現を追求できるようになりました。

この作品はArt Hack Day 2015で制作され、サービスプロダクト部門グランプリを受賞しました。展示では、来場者がこの装置を体験をできるようにしました。

Credit
Planner / Desginer:佐藤ねじ
Engineer:水落大、中農稔、池澤あやか
Dancer:米澤一平
撮影:土田裕介
Media
●県北芸術祭2016
●engadget
●MdN
Award
YouFab global Creative Awards 2015:入賞
Art Hack Day2016:プロダクト部門グランプリ

関連作品