野菜と畑のエヴァンジェリスト「ヤサイくん」をプロデュースしました

農業を面白くしたいという個人をプロデュース

2017年２月、飛騨高山で農業を営む増田という青年が、渋谷にあるBlue Puddle Inc.に遊びに来ました。１２月から２月は雪のため農業がストップするらしく、その時間を利用して東京に何かを掴むために上京してきたのです。

増田くんは、農業の仕事をしていますが、野菜や畑の面白さを伝えることをもっとやっていきたいと考えていました。話を聞いてみると、僕らの知らない野菜のトリビアをたくさん持っています。畑のジャガイモからトマトもできるって知ってましたか？ゴボウの上がどうなってるかって知ってますか？

彼は面白い情報はたくさん持っていましたが、デザインやWEB制作、PRのスキルはないため、どうしたらいいか分かっていませんでした。そこで彼の想いを伝えるために、Blue Puddle Inc.の「ブルパ事業」として、増田くんという個人クライアントのプロデュースをしました。

ヤサイくん

僕らがやったことは３つ。

●ヤサイくんという名前を命名
●いろんな人に野菜や畑の話をしにいくプロジェクトを始め、告知サイト制作
●PR活動支援

2017年2月の半月の間、ヤサイくんを召喚して、彼と話せるという企画を実施しました。
サイトのフォームから予約できるようにしました。

またどの時間が空いているか明確にするため、サイト内にGoogleカレンダーを埋め込みました。

家庭、保育園、大企業まで、都内各地に出荷

実施した結果、予想以上の反響をいただき、ヤサイくんは関東の各地に呼ばれました。

料理好きのママさんたちに囲まれたり。

保育園でしゃべったり。

Googleにも呼ばれたり。

子供がスケッチしているのは、「ロマネスコ」っていうフラクタル図形みたいな野菜、かっこいい！野菜って面白いですね。
ロマネスコ
http://bit.ly/2kYDHwn

２月が終わり、ヤサイくんは飛騨高山へ出荷されていきました。なんだかんだで、ほとんど毎日どこかで野菜の話するために招待されたり、野菜メディアに紹介されたりしたようで。よい支援ができました。

ヤサイくんの詳しい話は、彼が始めたブログにも掲載されています。
http://yasai-kun.hatenablog.com/entry/2017/03/03/012454

個人も企業も同じように

ヤサイくんの仕事は、完全にボランティアであり、フィーは発生していません。
ここで僕らが試みたことは、ふだん企業の広告・PRを制作しているのと同じ作業です。

伝えたいメッセージを整理し、それをどう実行するか企画・デザイン・実装し、PRする。

このスキルを、僕らは企業の広報活動に役立てると同時に、そのスキルを求めている個人やNPOにも同じように注いでいきたいと考えています。それは慈善事業というよりは、そこにこそ、面白い可能性が眠っていると考えているからです。これは「受託仕事」とも「作品」とも違うので、「ブルパ事業」と位置づけて、ある一定の割合でアウトプットしていこうとしています。

詳しくは、ブルパサイトのABOUTページをご覧ください。お問い合わせお待ちしております。

「ブルパ事業とは」
https://blue-puddle.com/wordpress/about#Bluepuddle