Panasonic
「Open Innovation Challenge」
新技術の可能性
CEATEC JAPAN 2016 のPanasonicブースにおける「Open Innovation Challenge」の展示制作のお手伝いをしました。オープンイノベーションをうたうプロジェクトということもあり、ブルーパドルでは深津がProducerとして、各種新技術ごとに様々な製作パートナーのアサインと制作のサポートを行いました。
制作を担当した展示コンテンツは以下の3つ。
1:人体を通してデータを送る技術「人体通信応用デバイス」
「モノxモノ」「ヒトxモノ」「ヒトxヒト」がより簡単に、よりさりげなく繋がるインターフェイスを実現するデバイスです。
様々な色のリストバンドを手首につけて人に触れると、人体を通して色の情報が伝達されます。
展示では、スカートのアニメーションが変化するデモンストレーションと、色々な色のボールを手に持って、スピーカーや照明に触ると、色に応じた変化が起こるデモンストレーションを行いました。
スカートはテクノコスプレ研究会の提供。全体としてはチームQUANTUMとチームPanasonicが中心となり、ソフトとモジュールの実装を衣袋くんが担当しました。ブルーパドルはスカートのアニメーション制作も行っております。
2:電池も配線も必要としない「電池レス無線スイッチ」
日常動作がスイッチになる、電池も配線も必要としないメンテナンスフリーの次世代IoTサービストリガーです。
椅子に座るだけで、照明やデスクファンやオーディオ、PCが起動し、連動して普段使うアプリやツールが立ち上がります。
またスイッチ型のボタンを押すと、照明が暗くなりPCの画面にムービーが流れ、動画視聴モードに切り替わるデモンストレーションの展示を行いました。
ボタン式スイッチや椅子型スイッチの設計と制作はKarakuri productsが行い、ソフト部分はチームQUANTUMと面白法人カヤックで行いました。
3:カメラ、被写体の両者が動いても正確にターゲットを追いかける技術
3Dアクチュエータというこの技術、1モータ3軸同時駆動、広範囲レンズ鏡筒補正が可能なカメラスタビライザです。
壁にかけられたオブジェの中を流れるピンポン玉の色を認識して動作します。
手元のパネルで色の指定をすると、それと同じ色のピンポン玉を真ん中に捉え、ブレなく追尾するカメラのデモンストレーションです。
壁掛けオブジェの設計と製造は、株式会社 白とチームQUANTUMで行いました。
- Client
- Panasonic AIS , \QUANTUM Inc.
- Credit
-
Produce / Direction:チームQUANTUM
Engineer:松山真也(株式会社 白)
Engineer:松村 礼央、中川 佳弥子(Karakuri products)
Engineer:衣袋 宏輝
Engineer:佐々木 晴也(面白法人カヤック)
スカート提供:テクノコスプレ研究会
Producer:深津 康幸