館内放送GIG
館内放送をハックする
六本木アートナイト2017に、イチキュッパとして参戦。ミッドタウン内の館内放送をハックして、あの「お姉さん」の声の放送で、GIG(短いライブみたいなもの)を流しました。
フルバージョンは下記の動画をご覧ください。
1:セイホウのお知らせ
例えば、ライブでよく言う「Say HO!」とアーティストが投げかけると、オーディエンスも「HO!」と返す、お約束的な掛け声。これを館内放送のお姉さんのゆっくりしたトーンで再現しました。テンションは一定のあの声で、ただ淡々と「セイホウ」をお知らせ。しかし、現場ではたくさんの通行人がノッてくれました。
(SE)ピンポンパンポーン
(アナウンス)セイホウの お知らせを いたします
みなさま お手をあげて 体をゆらしてください
(アナウンス)セイホウ
セイホウ
おさわぎくださいませ
2:迷子のお知らせ
現代は、如来がいないため世が乱れています。京都の広隆寺の弥勒菩薩像が有名な弥勒菩薩は、次の如来候補として期待されており、これから56億年先に自分が如来になったとき、どうやって世界を救うか考えております。下記はその考えるポーズです。つまり、いま世界で最も重要な「迷子」は如来なのかもしれません。そんな想いから綴ったのが、迷子のお知らせ「如来編」です。
(SE)ピンポンパンポーン
(アナウンス)迷子のお知らせをいたします。
極楽浄土からお越しの、阿弥陀如来さま。
極楽浄土からお越しの、阿弥陀如来さま。
74億人以上の人類の皆様が、迷子になっております。
サービスカウンターまでお越しくださいませ。
(SE)ピンポンパンポーン(終わりの音)
リアルな商業施設で、突然阿弥陀如来の迷子のお知らせが流れるので、何も知らない通行人の方は、困惑したことと想像します。
その他、いろいろな放送
これ以外にも、
●通行人のファッションを極端に褒める館内放送(客いじり)
●2人の館内放送によるいざこざ(ラップバトル)
●ピンポンパンポーンのハック(インスト)
●ホタルの光ハック(ラップ)
など、様々な実験的館内放送を行いました。
- Credit
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制作:1980YEN
企画:くろやなぎてっぺい、佐藤ねじ、シシヤマザキ
音楽:食品まつり、ファストボーイ
声:岩本千種